ジャニーズ性加害問題「当事者の会」副代表が救済委員会と面談

ジャニー喜多川氏の性加害問題で被害を訴えてきた「当事者の会」の副代表が、8日、事務所が設置した救済委員会の面談に臨み、得られたはずの「逸失利益」を考慮した補償額の算定や、面談時の心理カウンセラーの同席などを求めました。

ジャニー喜多川氏からの性被害を訴える「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門副代表は、補償のために事務所が設けた「被害者救済委員会」の弁護士と8日、面談しました。

自身の補償について面談するのは初めてだということで、石丸さんは終了後に取材に応じ、面談の中で、被害に遭わず健康に生活できていれば得られたはずの「逸失利益」を考慮して補償額を算定することや、面談には心理カウンセラーの同席も認めることを求めたと説明しました。

その上で「誠実に話を聞いてもらえたが、被害を受けた人にさらに寄り添った対応を取ってほしい」と話していました。

また「当事者の会」の代表の平本淳也さんが先月末に体調不良で辞任したことを受け、新たな代表は置かずに運営していく方針を示しました。

「SMILEーUP.」=旧ジャニーズ事務所は、先月末までに948人から性被害の申告があり、事実確認などを終えた170人に補償金の支払いを終えたとしています。