【ヤクルト キャンプ】昨季不振に苦しんだ高橋奎二が投げ込み

プロ野球、ヤクルトの沖縄県浦添市でのキャンプは、8日が第2クール3日目。昨シーズン不振に苦しんだ高橋奎二投手がブルペンで、このキャンプで初めて100球を超える投げ込みを行い、「おととし、去年を超せるストレートを投げたい」と意気込みを話しました。

高橋投手は去年、日本代表のメンバーとしてWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの優勝に貢献しましたが、シーズンでは20試合に登板して4勝9敗と思うような結果を出すことができませんでした。

高橋投手は、去年はWBCに向けて調整を早めた影響で、この時期に上半身を鍛えることができずに、体が早く開くフォームになってしまい、ストレートにキレがなくなっていたということです。

ことしのキャンプではウエイトトレーニングにも重点を置き、ストレートの質を高めることを目指しています。

8日はキャンプで3回目のブルペンに入り、ストレートを中心にこのキャンプで初めての100球超えとなる105球を投げ込みました。

最初はコントロールが定まりませんでしたが、バッターに立ってもらうと徐々にストライクが入りはじめ、ストレートの回転などを確かめながら1球1球投げ込んでいました。

高橋投手は「順調に調整できている。おととし、去年を超せるストレートを投げたいので、試合を想定し調整していきたい」と話しました。