60歳男性 日本の民間人で3人目のISS滞在へ 米民間企業と契約

元広告クリエーターで写真家の60歳の男性が、日本の民間人としては3人目となるISS=国際宇宙ステーションでの滞在を目指して、アメリカの民間企業と契約を結んだことを明らかにしました。

8日、都内で会見を開いたのは、宇都宮市出身の元広告クリエーターで写真家の高松聡さん(60)です。

高松さんは2015年にロシアで宇宙飛行士になるための訓練を受けるなど準備を重ねてきましたが、このほどNASA=アメリカ航空宇宙局と契約を結んでいるアメリカの民間企業、アクシオム・スペースとの間で、およそ30日間にわたる国際宇宙ステーションでの滞在契約を結んだと明らかにしました。

高松さんは国際宇宙ステーションの中や船外で8Kの高画質カメラを複数台連結させて地球の姿を鮮明に撮影する計画などを説明し「宇宙で見たありのままを地上の人たちにフィードバックすることで平和の象徴になればと思う」と話していました。

高松さんによりますと資金の調達が完了すれば、早ければ来年終わりごろにも滞在の可能性があるとしています。

国際宇宙ステーションに滞在できれば、日本の民間人としては3年前の実業家の前澤友作さんと、平野陽三さんに続いて3人目となります。