インド中部の花火工場で大規模爆発 11人死亡 170人以上がけが

インド中部でヒンドゥー教の祭りや結婚式で使われる花火を作っていた工場で大規模な爆発があり、これまでに11人が死亡、170人以上がけがをしました。

インド中部マディヤプラデシュ州にある花火工場で6日大規模な爆発があり、現地当局によりますとこれまでに11人が死亡したほか、174人がけがをしたということです。

現地からの映像では、爆発で吹き飛ばされたがれきが一面に散乱していて、消火活動が行われる中、白い煙が上がっている様子が確認できます。

地元メディアによりますと、工場の管理者が行政の認可を受けずに操業していたとして逮捕されたということで、警察が当時の状況や事故の原因について調べています。

インドでは、ヒンドゥー教の祭りや結婚式などで大量の花火を打ち上げて祝うことで知られています。

ただ、去年10月にも南部の花火工場が爆発し10人以上が死亡するなど、インドでは安全管理が不十分な工場が多くあると指摘され、こうした工場での事故が後を絶ちません。