東シナ海 日本EEZ内で漂流のブイ “海中に沈んだか” 官房長官

東シナ海の日本のEEZ=排他的経済水域内で漂流しているのが発見された中国のものと見られるブイについて、林官房長官は、現場海域で確認できなくなったとして、海中に沈んだとみられることを明らかにしました。

政府は先月末、東シナ海の日本のEEZ内で、側面に「中国海洋観測」と表記された機能していない状態のブイが発見されたとして、周辺を航行する船舶の安全確保に取り組むとともに、中国側に通報して説明を求めていました。

これについて林官房長官は、午前の記者会見で「海上保安庁で、現場海域での情報収集を継続していたが、今月2日に海上保安庁の航空機が確認したのを最後に、存在を確認できていない。現場の天候が荒れていたこともあり、すでに沈んだものと推定される」と述べました。

そのうえで「中国側に対し外交ルートを通じて事実関係を伝達した。引き続き、関係省庁で緊密に連携していきたい」と述べました。