カタールのドーハで行われている水泳の世界選手権は大会5日目、アーティスティックスイミングの8人で演技するチームは、規定された要素を含むテクニカルルーティンの決勝が行われました。
今大会は、パリオリンピックの選考を兼ねていて、チームはアクロバティックルーティンとテクニカルルーティン、それにフリールーティンの3種目の決勝の合計得点で、すでに出場権を獲得している国や地域を除く上位5チームに入れば出場権を獲得します。
水泳 アーティスティックS テクニカル 日本が銅メダル獲得
中東のカタールで行われている水泳の世界選手権のアーティスティックスイミング、チームのテクニカルルーティンで、日本はこの種目で2大会ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得しました。
日本は「雷」をテーマにした演技で、最初に高さのあるリフトを決めると、その後もスピード感のある連続した足技などを正確に演じ、275.8787をマークして銅メダルを獲得しました。
日本が世界選手権の、この種目でメダルを獲得するのは2大会ぶりです。また、今大会で日本勢が獲得した初めてのメダルとなりました。金メダルは中国、銀メダルはスペインでした。
日本は、4日のアクロバティックルーティンでは7位と出遅れましたが、今回のテクニカルルーティンで巻き返し、9日に決勝が行われるフリールーティンで出場権獲得を目指します。
吉田萌 “フリーでもベストを尽くしいい結果を”
日本のキャプテン、吉田萌選手は「メダルを獲得できたことはほっとしているが、もう1ついい色のメダルが欲しかったのでそこは悔しい」と話しました。
そして、アクロバティックルーティンで7位だったことを踏まえ、「練習してきたことをやれば結果はついてくるとみんなで信じていた。あとは気持ちで負けたら流れに乗れなくなるので、一日一日切り替えて、気持ちを強くしていこうと話し合った。次のフリールーティンでもベストを尽くして、いい結果を取りたい」と意気込みを話しました。
また、安永真白選手は「アクロバティックルーティンで思っていた順位を取れなかったので、ここでしっかり巻き返したかった。次のフリールーティンでもいい順位を取れば、必ずパリにつながると思うので頑張りたい」と話していました。