節分の恵方巻きなどで80人が食中毒 島根 益田

島根県益田市の業者が作った節分の恵方巻きなどを食べた80人が相次いで下痢やおう吐などの症状を訴え、保健所は食中毒と断定して、この業者を6日から5日間の営業停止処分にしました。

処分を受けたのは、惣菜店や飲食店を営む益田市駅前町の「ちるちるみちる」です。

島根県によりますと、4日に益田市内の医療機関から、この業者が製造した恵方巻きを食べた4人が胃腸炎の症状を訴えて受診したと保健所に連絡がありました。

保健所が調べたところ、この業者が2月1日と2日に製造した節分の恵方巻きを食べた10歳未満から80代の男女66人が、下痢やおう吐などの症状を訴えたということです。

また、1月31日に、この業者が営む飲食店で食事をした20代から70代の男女14人が下痢やおう吐、それに発熱の症状を訴えたということです。

2人が入院しましたが、すでに退院し、ほかの患者も回復傾向にあるということです。

保健所は、患者の症状や食べたものなどから、この業者が営む惣菜店の恵方巻きや飲食店での食事が原因の食中毒と断定し、6日から5日間の営業停止処分にしました。

島根県薬事衛生課は「調理の前には、せっけんと水で十分に手を洗い、食材は十分加熱してほしい」と呼びかけています。