エアージャパン 9日の就航を前に機内公開 低価格の新ブランド

ANAホールディングスの子会社「エアージャパン」は、2月9日に就航する成田空港とタイのバンコクを結ぶ路線で使う航空機の機内を公開しました。中距離の国際線を展開する低価格の新ブランドで、フルサービスとLCC=格安航空会社の間を意識した“第3ブランド”を掲げています。

エアージャパンは2月9日、成田空港とタイのバンコクを結ぶ路線を就航させる予定です。

中距離の国際線を展開する低価格の新ブランドで、LCCより座席の間隔を広くするなどフルサービスの航空会社とLCCの間を意識した“第3ブランド”を掲げています。

6日、成田空港の格納庫で機内やサービスが公開され、座席はすべてエコノミークラスですが、前後の間隔はフルサービスの会社と同程度の広さとなっています。

会社によりますと、東南アジア諸国から日本への旅行者は年々増加していて、こうしたインバウンド需要をターゲットに、機内サービスには「和」のイメージを積極的に打ち出したということです。

客室乗務員の制服は、和服の雰囲気を取り入れたデザインにしたほか、機内食も和食をベースにしています。

会社では、将来的には利用客の7割を外国人にしたいとしていて、2月22日には、ソウル線、ことし4月にはシンガポール線を就航させる予定です。

峯口秀喜社長は「日本らしさにこだわってブランド作りをしてきた。中距離路線なので、快適に過ごせる機内が強みだと考えている。東南アジアの方々にとって、日本に行くならエアージャパン、というブランドにしていきたい」と話していました。