天皇誕生日の一般参賀 実施へ 宮内庁

宮内庁は、2月23日の天皇誕生日の一般参賀を実施すると発表しました。

皇居では、正月2日と天皇誕生日に一般参賀が行われていて、宮内庁によりますと、2月23日の一般参賀では、午前中に3回、天皇陛下が皇后さまをはじめ皇族方とともに皇居・宮殿のベランダに立たれる予定です。

即位後初めての一般参賀となった去年の天皇誕生日の一般参賀は、新型コロナウイルスの感染対策のため事前の抽せんで参観者を絞って行われましたが、今回は抽せんをせずに行われます。

1回当たり最大2万人の受け入れを想定していて、参観者が多い場合は、午後宮内庁庁舎前に設ける特設の記帳所に案内するということです。

宮内庁は、元日の能登半島地震を受けて翌日の1月2日に予定されていた新年一般参賀をとりやめていました。

今回、一般参賀を実施する理由について、宮内庁は、「能登半島地震の被害に深く心を痛め被災地のことを非常に心配されている天皇皇后両陛下のお気持ちを踏まえて慎重に検討したが、天皇誕生日が国民の祝日であり、一般の方の祝賀を受けてお応えになる大切な行事であることや、過去の例なども勘案して、実施することにした」としています。