JR中央本線 運転見合わせの高尾駅と富士見駅間 昼ごろ再開へ

JR中央本線は、5日、倒木などが相次ぎ高尾駅と長野県内の富士見駅の間で運転を見合わせていますが、JR東日本によりますと、6日昼ごろから運転再開を予定しているということです。

JR東日本によりますと、中央本線では5日、山梨県内を中心に倒木のほか、竹が倒れ込む被害が相次ぎ、東京の高尾駅と長野県の富士見駅の間の上下線で運転を見合わせています。

この影響で新宿と山梨や長野を結ぶ一部の特急が途中の駅などで12時間以上にわたって、ほぼ動けない状態が続き、普通列車も複数の駅で停止しているということです。

JR東日本によりますと、このうち山梨県内の大月駅に止まっている特急「かいじ」には6日午前2時の時点でおよそ800人が乗車していて、午前0時ごろ、体調不良で乗客1人が病院に搬送されたということです。

一方、甲府駅に5日午後2時55分に到着する予定だった特急「あずさ34号」は、およそ13時間後の6日午前4時半ごろに、ようやく到着しました。

車内には多くの人が乗ったままで列車が止まりドアが開くと、ホームで待機していた駅の職員らが車内に運び入れる食料や水が入った段ボールを準備していました。

横浜から長野への出張の帰りだったという30代の男性は「もっと早く帰れると思っていました。鉄道会社からの説明は足りなかったように感じます。今一番したいことは、ホテルに行って睡眠をとることです」と話していました。

また、長野から福島に出張で向かう途中だったという20代の男性は「もともと甲府で降りる予定ではありませんでしたが、移動できないのでしかたなく降りました。雪の影響は多少はあると思っていましたが、ここまでだとは思いませんでした。出張はなくなったので甲府のホテルで休んでから帰ります」と話していました。

JR東日本によりますと、中央本線は6日昼ごろから運転再開を予定しているということです。