JR中央本線 特急複数動けず 車両に泊まってもらうなど対応

JR東日本によりますと、中央本線では、5日午後以降、倒木などが相次ぎ、高尾駅と小淵沢駅の間では終日運転を見合わせることになりました。特急「かいじ」や「あずさ」が長野県や山梨県内の駅で数時間にわたって停車を続けていて、JR東日本は車両に泊まってもらうなどの対応をとってもらうことにしています。

JR東日本によりますと中央本線では山梨県内を中心に倒木のほか、竹が倒れ込む被害が相次ぎ、午後3時ごろから東京の高尾駅と山梨県の小淵沢駅の間の上下線で運転を見合わせています。

さらに、午後9時20分ごろ、山梨県大月市の猿橋駅の構内で架線が切れるトラブルも発生したため高尾駅と小淵沢駅の間では終日運転を見合わせることになりました。

午後11時半現在、
▼甲府から新宿に向かう特急「かいじ」が塩山駅と大月駅で、また、
▼松本から新宿に向かう特急「あずさ」が小淵沢駅と新府駅、それに茅野駅でそれぞれ停止し、7時間前後にわたってほぼ動けない状態となっています。

特急のほか、普通列車も複数の駅で停止しているということです。

JR東日本は、
▽特急「あずさ」については甲府駅まで動かすとともに
▽特急「かいじ」は大月駅より先には進めない見込みだとしています。

そのため列車で夜を明かせるよう毛布などを用意するとしています。