ロシア大統領選 反戦訴える候補 立候補認められない可能性

ロシアによるウクライナ侵攻を批判し、3月行われる大統領選挙への立候補に向けた手続きを進めているナデジディン元下院議員側は、中央選挙管理委員会から書類上の不備が見つかったと指摘されたと明らかにしました。選挙管理委員会は7日に最終判断を下すとしていて、立候補が認められない可能性もでています。

3月行われるロシアの大統領選挙に向けては、プーチン大統領などあわせて4人が手続きを終え、立候補が認められています。

また、プーチン大統領を批判するボリス・ナデジディン元下院議員は1月31日、10万人以上の有権者の署名を中央選挙管理委員会に提出するなど、立候補に向けた手続きを進めています。

ナデジディン氏は、ウクライナへの軍事侵攻も批判し反戦を訴える候補としてプーチン氏に対抗する候補者になるか注目されています。

ナデジディン氏の陣営幹部は、5日、選挙管理委員会に呼ばれ、提出した署名の15%以上に不備があったと指摘されたとSNSで明らかにしました。

署名の5%以上に不備があった場合は、立候補が認められず、ナデジディン氏側は今回の指摘には同意できないとしています。

ナデジディン氏自身も立候補が認められなかった場合は、裁判所に訴えるとして争う姿勢を示しています。

選挙管理委員会は7日に最終判断を下すとしていて、立候補が認められない可能性もでています。