池田佳隆衆院議員 保釈される 政治資金規正法違反の罪で起訴

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で起訴された池田佳隆衆議院議員が、5日夜、保釈されました。

保釈されたのは、安倍派に所属していた衆議院議員で、自民党を除名された池田佳隆被告(57)で、5日午後9時すぎに東京拘置所の建物を出ました。

黒っぽいコートを着てマスクをつけた池田議員は、雷が鳴り雪が降りしきる中、拘置所の職員と集まった報道陣にそれぞれ一礼し、迎えの車に乗り込みました。

池田議員は、おととしまでの5年間に安倍派「清和政策研究会」から4826万円のキックバックを受けたにもかかわらず、みずからが代表を務める資金管理団体の政治資金収支報告書に寄付として記載しなかったとして、先月26日に政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で起訴されました。

弁護士の請求を受けて、東京地方裁判所が5日、保釈を認める決定を出し、検察が不服として準抗告しましたが、東京地裁が退けました。

保釈金は1500万円で、全額納付されたということです。