中国 春節の大型連休を前に大雪 帰省客の間で混乱続く

中国では、春節の大型連休を前に内陸部を中心に大雪となり、高速鉄道や空の便の遅れや運休などが相次いでいて、帰省客の間で混乱が続いています。

中国の気象当局によりますと、先週から内陸部の湖北省や河南省など広い範囲が大雪に見舞われ、高速道路や高速鉄道、それに空の便で混乱が続いています。

中国では、今週末から旧正月の春節の大型連休が始まるのを前に、各地でふるさとへの帰省ラッシュが続いていて、大雪の影響が直撃した形です。

国営の中国中央テレビは、高速鉄道の遅れや運休などの影響で、湖北省武漢をはじめ各地の高速鉄道の駅構内が大勢の人で混雑している様子を伝えています。

また、湖北省や河南省を通る高速道路では大規模な立往生が続いていて、中国メディアは2日間たってもふるさとにたどりつけないと訴える人の声を伝えています。

SNS上では立往生に巻き込まれている人が動画のライブ配信で「車の燃料や電気がなくならないか不安だ」などと訴えていました。

一方、大雪の影響で内陸部の複数の地方都市では体育館や食材を売る市場などで屋根が崩落する事故が相次ぎ、死者やけが人が出ているという情報もあります。

気象当局によりますと大雪は7日まで続く見込みで、影響はさらに広がりそうです。