フィギュア アイスダンス 小松原組が世界選手権代表に決定

フィギュアスケートの四大陸選手権は4日、アイスダンス後半のフリーダンスが行われ、小松原美里選手と夫のティム・コレト選手のカップルが日本勢最高の8位となり、世界選手権の代表に決まりました。

中国 上海で開かれたフィギュアスケートの四大陸選手権は大会4日目の4日、アイスダンス後半のフリーダンスが行われました。

前半6位の小松原選手とコレト選手のカップルはゆったりとした音楽に合わせてなめらかに滑り出し、冒頭のツイズルでは息の合ったターンを見せて、そろって最高評価のレベルフォーを獲得しました。

さらに、得点源でもある見せ場の連続リフトも美しく決めて、こちらもレベルフォーを獲得しました。

情熱的に踊りきった2人はフリーで111.41、合計で182.70といずれも自己ベストを更新して、日本勢最高の8位となりました。

吉田唄菜選手と森田真沙也選手のカップルは合計166.13で10位、田中梓沙選手と西山真瑚選手のカップルは合計157.63で11位でした。

この結果、日本勢3組の実力がきっ抗しているとして選考が保留されていた、来月にカナダで行われる世界選手権の代表に小松原組が決まりました。

“成果を出せて自信がついた 手応えも感じている”

日本勢トップで3年ぶりの世界選手権代表を決めた小松原組の美里選手は「今シーズンはずっと練習でいかにクオリティーの高い一日一日を過ごすか、そして本番では練習どおりやるということに取り組んできた。この舞台でその成果を出せて、またひとつ自信がついたし、手応えも感じている」と笑顔で話しました。

夫のコレト選手は「最初は少しだけ緊張を感じたがやりきれた。今シーズンは最初のころからリズムダンスで70点以上、フリーダンスで110点以上の得点を目標にしていたので、まだ満足ではないが、この舞台で出せたのはよかった」と振り返りました。

世界選手権に向けて美里選手は「世界選手権はすごく久しぶり。日本の中ではベテランでも、世界では中堅より少し下くらいなので、この大会で得た課題をひとつひとつクリアして、練習拠点があるカナダでの大会でまた笑顔で滑りたい」と話していました。