【DeNA キャンプ】東克樹 持ち味のコントロールに磨きかける

プロ野球、DeNAで昨シーズン最多勝のタイトルなどを獲得した東克樹投手が、沖縄県宜野湾市で行われているキャンプで初めてブルペンに入り、持ち味のコントロールに磨きをかけました。

プロ7年目の東投手は昨シーズン、24試合に先発し、9イニング当たりのフォアボールの数が1個未満という抜群のコントロールを武器に、16勝3敗、防御率1.98、勝率8割4分2厘の成績をマークし、セ・リーグの最多勝と最高勝率のタイトルを初めて獲得しました。

東投手は、キャンプが始まって最初の3日間は沖縄県の気候や環境に体を慣らしていたということで、第1クール最終日の4日、満を持して初めてブルペンに入りました。

ブルペンでは、座ったブルペンキャッチャーを相手に21球目まで、3球ごとにアウトコースとインコースに投げ分け、ストレートと変化球のコントロールの精度を確かめていました。

そして、22球目からはキャッチャーが、昨シーズン、東投手ともに最優秀バッテリー賞を受賞した山本祐大選手に代わり、ボールの強さについてなどコミュニケーションを取りながら合わせて30球を投げ込み、納得の表情を見せていました。

また、踏み出した右足がばらつかずに毎回同じ場所に着地するための目標として、踏み込む位置のそばに滑り止めのロジンを置くなど、フォームを安定させて持ち味のコントロールを磨くための工夫もみられました。

東投手は「動作を一つ一つ丁寧にすることを意識して投げることができた。これから実戦に向けてクイックやストレートと変化球のコンビネーションなどを組み合わせていき、調整していきたい」と意気込んでいました。