ローザンヌ国際バレエコンクール 2人入賞 小林愛里さん5位

世界の若手バレエダンサーの登竜門として知られる、スイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」の決勝が行われ、東京都の小林愛里さんが5位に、同じく東京都の利田太一さんが9位に、それぞれ入賞しました。

50年以上の歴史があるスイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」は、15歳から18歳までのダンサーが対象の国際大会で、若手の登竜門として知られています。

3日、11か国から20人が参加して決勝が行われ、古典のクラシックと現代舞踊のコンテンポラリーの2つの課題で演技を披露しました。

決勝に進んだ日本人3人のうち、東京・大田区の高校3年生、小林愛里さん(18)はアップテンポな曲に合わせて、完成度が高く力強い踊りを見せ、会場から大きな拍手が送られました。

また、東京・中央区の中学3年生、利田太一さん(15)も表現力豊かに伸びやかな踊りを見せて、観客を魅了しました。

選考の結果、小林さんは5位に、利田さんは9位に、それぞれ入賞しました。

表彰式のあと、小林さんは「目標の舞台で踊れて、5位に入賞できて心からうれしい。ここを通過点に、上を目指し頑張りたい」と話していました。

利田さんは「予選では失敗もあり、悔しかったが、決勝では自分の力を出し切ることができた。お客さんを楽しませることができるダンサーになりたい」と話していました。

1位となったのはブラジルのジョアン・ペドロ・ドスサントスシルバさん(15)でした。