【ロッテ キャンプ】中村選手会長 “キャリアハイの成績残す”

プロ野球、ロッテで選手会長を務める中村奨吾選手は、規定打席に到達した選手の中で最も低い打率に終わった打撃力の向上をキャンプでのテーマに掲げ、2種類のバットを使って振り込むなど工夫した練習を続けていて、「キャリアハイの成績を残せるように頑張りたい」と意気込みました。

プロ10年目の中村選手は昨シーズン、137試合に出場し、セカンドで3回目となるゴールデン・グラブ賞を受賞しましたが、打率は2割2分と規定打席に到達した選手の中で最も低くなりました。

キャンプでは打撃力の向上を一つのテーマに掲げ、試合で使うバットとともに、通常より5センチほど長く100グラムほど重い、長さ90センチ、重さ1キロのマスコットバットも使いながら打撃練習に取り組んでいます。

2種類を使い分けることで、腕だけではなく、体全体を使ったスイングを意識付けているということで、3日は体重を打球に乗せるように力強いスイングで打撃練習を行ったほか、全体練習のあとにはロングティーなどのメニューを精力的にこなしていました。

また、今シーズンはチーム内の競争を活性化させたい首脳陣の意向もあり、2017年以来となるサードのポジションにも挑戦することになり、ノックでは1歩目の動き出しや捕球の姿勢などの基本を念入りに確かめていました。

中村選手は「ここまで順調に調整できている。去年は悔しい思いをしたので、今シーズンはキャリアハイの成績を残せるように頑張りたい」と意気込んでいました。