フィギュア 四大陸選手権 “りくりゅう”ペアが2位 連覇ならず

中国で開かれているフィギュアスケートの四大陸選手権はペア後半のフリーが行われ、およそ4か月半ぶりに実戦に復帰し、連覇を目指した三浦璃来選手と木原龍一選手の“りくりゅう”ペアは2位でした。

三浦選手と木原選手の“りくりゅう”ペアは木原選手の腰のケガのため、およそ4か月半、実戦から遠ざかり、復帰戦となった今大会は前半のショートプログラムで2位につけてフリーでの逆転優勝をねらいました。

2人は序盤、滑らかに滑り出し、木原選手が三浦選手の両手を持って回転しながら持ち上げるリフトでは最高評価のレベルフォーを獲得しました。

しかし、2人が並んで跳ぶ3回転サルコーで木原選手が着氷の際に手をついてしまうミスがあったほか、後半のスロージャンプでは三浦選手が転倒して減点されました。

2人は最後まで笑顔で滑りきりましたが、フリーは125.16、合計190.77で2位となり、大会連覇はなりませんでした。

優勝は合計で198.80をマークしたカナダのディアナ・ステラートデュデク選手とマキシム・デシャン選手のペアでした。

三浦「世界選手権に向け改善」木原「伸びしろしかない」

およそ4か月半ぶりの実戦で2位に入った“りくりゅう”ペアの三浦璃来選手は「まずは何よりも木原選手が復帰して、短期間での調整の中でケガなく滑り終えられてよかった。フリーはレベルの取りこぼしが多かったので、世界選手権に向けて改善していきたい」と話していました。

また、木原龍一選手は「準備期間が少なくて現実的にどこまでできるかなという不安が大きかったが、大きなケガなくいけたのでよかった」と安堵していました。

そのうえで、「世界選手権に向けてはまだまだ足りない部分がある。伸びしろしかないのでまた、いちから頑張りたい」と話していました。