「福は内」だけ 成田山新勝寺で豆まき 大河ドラマ出演者も参加

節分の3日、千葉県の成田山新勝寺で、恒例の豆まきが行われ、NHKの大河ドラマの出演者や大相撲の力士などが参加しました。

成田山新勝寺の豆まきは、五穀豊じょうなどを願って江戸時代に始まったとされていて、毎年、多くの著名人も参加します。

ことしは▽大相撲の大関・豊昇龍や小結・高安のほか、▽NHKの大河ドラマ「光る君へ」で主人公の紫式部を演じる吉高由里子さん、藤原道長役の柄本佑さんなどが参加し、大本堂の前の舞台から一斉に豆をまきました。

成田山新勝寺の豆まきは、本尊の不動明王の前では鬼も改心してしまうという言い伝えから「鬼は外」は言わずに「福は内」だけを繰り返すのが特徴です。

豆がまかれると、境内に集まった大勢の人たちは1年の幸福をつかみ取ろうと両手を伸ばしていました。

まかれた豆を取ることが出来たという20代の会社員の女性は「しっかり福をつかみました。ことしは暗いニュースで始まりましたが、笑顔でいい年にしたいです」と話していました。

家族で参加した高校生は「力士や俳優の方々を遠目にですが、見ることが出来ていい一年になりそうです。ことしは海外留学に行くので、語学力を磨いてたくさん友達をつくりたいです」と話していました。