先月31日、スウェーデンの首都ストックホルムにあるイスラエル大使館の職員から「危険物と思われるものが見つかった」と通報があり、警察がかけつけたところ、大使館のフェンスの内側で危険物が見つかりました。
地元の複数のメディアは手投げ弾とみられると伝えています。
警察が付近一帯を封鎖した上で爆弾処理班が処理し、けが人はなく、建物への被害もありませんでした。
捜査当局は2日、テロ犯罪の疑いで捜査を開始したと発表しました。
スウェーデンの副首相は31日、自身のSNSで「イスラエル大使館をねらった情報に震撼(しんかん)している。暴力的な過激主義は阻止されなければならない」と投稿し、非難しました。
また、イスラエルの駐スウェーデン大使は31日、自身のSNSで「イスラエル大使館とその職員をねらった未遂事件が発生した」としたうえで「私たちはテロに脅かされることはない」と投稿しました。
イスラエル外務省はイスラム組織ハマスとの衝突を受けて、海外にいるイスラエル人とユダヤ人に対して暴力などへの警戒を呼びかけていますが、今回の事件との関係はわかっていません。
イスラエル大使館に危険物 テロ犯罪の疑いで捜査 スウェーデン
スウェーデンのイスラエル大使館で先月末に危険物が見つかり、地元のメディアは手投げ弾とみられると伝えていて、捜査当局は2日、テロ犯罪の疑いで捜査を開始したと発表しました。