富山 氷見市長 住宅復旧など財政支援の要望書を知事に手渡す

能登半島地震による液状化とみられる現象で住宅や道路の被害が相次いでいる富山県氷見市の林市長が2日に県庁を訪れ、住宅や農業施設の復旧などへの財政面の支援を求める要望書を知事に手渡しました。

氷見市では住宅の被害が、▽全壊が94戸、▽半壊が149戸で、全半壊した住宅数が県内の自治体で最も多かったほか、農業施設が損傷するなどの被害が出ています。

2日は、林正之市長が県庁を訪れ、復旧への支援を求める要望書を新田八朗知事に手渡しました。

要望書では、液状化による住宅被害の復旧のための技術的支援や、今後の対策工事への財政的支援のほか、農業用水を引くためのかんがい施設の復旧などへの支援を求めています。

氷見市の林市長は「今の最大の課題は液状化被害の復旧と対策だ。国や県などに早急に支援を決めていただき、被災者が見通しを持って再建を判断できるようにしたい」と話していました。