「今度は自分たちが」宮城 南三陸高校 石川の中高生を応援

13年前の東日本大震災で被害を受けた宮城県南三陸町にある高校では能登半島地震で厳しい生活を余儀なくされている石川県の中学生や高校生に向けて、応援の気持ちを込めた色紙や動画を制作しました。

東日本大震災で関連死を含む600人以上が亡くなった南三陸町にある南三陸高校では当時、石川県の高校から手紙や義援金などが寄せられたことから、生徒会のメンバーたちが能登半島地震で被災した生徒たちへの応援の気持ちを込めて、色紙や動画を制作しました。

2日は、生徒会のメンバー3人がおよそ50人の生徒からのメッセージが書かれた色紙を制作し、「絶対に復興します!」とか「1日でも早く日常が戻りますように」などの応援のことばが書き込まれていました。

また、動画の撮影も行われ、10人の生徒たちが参加し、「石川県のことをテレビで見て、子どものころ経験した東日本大震災の情景を思い出しました。今度は自分たちが支える番だと思います」などと呼びかけていました。

参加した2年生の菅原優花さんは「少しでも楽な気持ちになってほしいと思って取り組みました。できることは少ないですが、気持ちで伝えたいです」と話していました。

色紙と動画は石川県内の中学生や高校生に今月中に贈られるということです。