富山 住宅街に防犯カメラ設置 被災者宅の空き巣などの被害防ぐ

能登半島地震の被災者の留守宅を狙った空き巣や、被害に便乗した悪質商法などの被害を防ごうと、富山県警察本部は氷見市の住宅街に防犯カメラを設置しました。

警察によりますと、富山県内では能登半島地震のあと、
▽被災した住宅の窓ガラスが割られ、室内が物色される空き巣などの被害が3件
▽行政の担当者をかたってブルーシートを売りつけようとする訪問販売などに関する相談が14件
確認されているということです。

こうした犯罪や悪質商法の被害を防ごうと、富山県警察本部は先月から住宅への被害が大きかった氷見市に防犯カメラの設置を進めていて、2日は氷見市姿の住宅街に新たに2台を設置しました。

この住宅街に住む70代の男性は「防犯カメラがあるのと、ないのでは全然違うので、気分的に安心しました」と話していました。

富山県警察本部生活安全企画課の宮腰龍峰係長は「被災地域を中心に防犯カメラの設置を進めパトロールも強化しています。外出するときは家に貴重品を置かないことや戸締まりすることを心がけてもらいたい」と話していました。

警察は今月中に氷見市と高岡市にすでに設置されたものも含めて、合わせて10台の防犯カメラを設置する予定です。