【DeNA キャンプ】佐野恵太 レフト意識し打撃フォーム改良

プロ野球、DeNAの佐野恵太選手が、沖縄県宜野湾市で行われているキャンプで、レフト方向への強い打球を意識したバッティングフォームの改良に取り組んでいます。

佐野選手は昨シーズン、打率2割6分4厘とおととしまで3年続いていた打率3割台を切り、シーズン中盤にはみずからの打席に代打を送られるなど、悔しいシーズンとなりました。

成績不振の要因の1つに、打球のおよそ5割近くをライト方向に引っ張っていたことが挙げられていて、他球団から内野手が極端に右に寄るシフトを組まれたため、ヒット性の当たりを打っても野手の正面を突いてしまうことが多かったということです。

このため、佐野選手はレフト方向にも強い打球を打てるようにバッティングフォームの改良に取り組んでいます。

2日の練習は、これまでの、右足をホームベース寄りに踏み込んで構える「クローズドスタンス」から、両足を平行に置く「スクエアスタンス」に変えて臨み、78球を打って打球のおよそ4割をレフト方向に飛ばしていました。

佐野選手によりますと、「スクエアスタンス」に構えることで、以前よりさまざな方向に打ち分けられるということで、入念にフォームを確認しながらスイングしていました。

佐野選手は「思い描いた形に近いバッティングができた。今後実戦に入るので、よりいい打球を打てるようにしていきたい」と話していました。