自民 麻生副総裁 上川外相の容姿などに触れた発言を撤回

自民党の麻生副総裁は、上川外務大臣の容姿などに触れたみずからの発言について「表現に不適切な点があったことは否めない」として撤回しました。

自民党の麻生副総裁は今週、講演で、上川外務大臣について「そんなに美しい方とは言わないが、堂々として英語もきちんと話し、こんな外務大臣は今までいない」などと発言しました。

これについて上川大臣は、2日に参議院本会議で、立憲民主党の議員から抗議しないのか問われ、「世の中にはさまざまな意見や考え方がある」と述べていました。

また、岸田総理大臣は、職場で年齢や容姿をやゆする発言について見解を問われ、「性別や立場を問わず、年齢や容姿をやゆし、相手を不快にさせる発言を慎むべきなのは当然だ」と述べました。

これを受けて、麻生氏は2日夜、コメントを発表し「上川大臣の功績を紹介する趣旨であったとはいえ、容姿に言及したことなど表現に不適切な点があったことは否めず、各位からの指摘を真摯に受け止めたい」として、発言を撤回しました。