国債の利払い費 令和9年度の試算 新年度比で1.6倍に 財務省

財務省は今後、長期金利が上昇すると4年後・令和9年度の予算では、国債の利払いに充てる費用が新年度・令和6年度の予算案に比べて1.6倍程度に増えるという試算を公表しました。

財務省は新年度の予算案をもとに、名目で3%程度の高めの成長が続くという仮定で、令和9年度までの予算規模を試算しました。

それによりますと、高齢化や少子化対策の強化によって社会保障費が膨らむことから、一般会計の総額は、新年度予算案よりも10兆5000億円多い123兆1000億円と見込んでいます。

このうち、国債の償還や利払いに充てる「国債費」は、7兆2000億円多い34兆2000億円に増えると見込んでいます。

中でも利払い費は、市場の将来予想などを踏まえ4年後の長期金利が2.4%まで上昇すると仮定すると、15兆3000億円と新年度予算案の1.6倍程度に増える見込みです。

一方、税収は80兆8000億円と経済成長に伴って11兆2000億円増えるものの、新規の国債発行額は34兆8000億円とほぼ同じ水準が続き、歳入の3割近くを借金で賄う厳しい財政状況が続くとしています。