政治資金めぐる事件 金額などの資料提示も野党側が明確化要求

派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、自民党が安倍派と二階派が訂正した収支報告書をもとに、キックバックを受けた政治団体や金額などを整理した資料を示したのに対し、野党側は各政治団体がどの議員のものなのか明確にするよう求めました。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、野党側は先に自民党所属のすべての国会議員を対象に、派閥からキックバックを受けていたかを調べて、5日に新年度予算案の実質的審議が始まる前に、結果を国会に提出するよう求めていました。

これを受けて自民党は2日、衆参両院の予算委員会の理事会で、安倍派と二階派が訂正した、おととしまでの3年分の政治資金収支報告書をもとに、キックバックを受けた政治団体や金額などを整理した資料を野党側に示しました。

これに対し立憲民主党など野党側は、各政治団体がどの議員のものなのか明確にするよう求め、自民党は5日に改めて資料を提出する考えを伝えました。