石川 3月の公立高校入試 試験会場の一部 変更へ 地震の影響

石川県教育委員会は、来月行われる公立高校の入試について、地震の影響で試験会場となっている一部の学校は校舎の使用が難しいとして、会場を変更するなどの対応策をまとめました。

県教育委員会は、2日開かれた県の災害対策本部会議で、来月の公立高校入試などへの対応策を示しました。

それによりますと、来月6日と7日に行われる公立高校の一般入試について、試験会場となっている一部の学校は地震の影響で校舎の使用が難しいとして、会場を変更します。

具体的には、
▽羽咋高校から羽松高校に
▽田鶴浜高校から七尾城北高校に
▽穴水高校から穴水中学校にそれぞれ会場が変更されます。

また、輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の4つの市と町から避難している受験生は、希望に応じて金沢市内の県教育総合研修センターで受験できるようにします。

さらに、試験科目についても変更し、田鶴浜高校、穴水高校、能登高校、輪島高校、飯田高校の5校では「面接」を取りやめて、「学力検査」のみとするほか、七尾特別支援学校の輪島分校と珠洲分校の2校では「学力検査」を取りやめて、「面接」のみを実施します。

一方、奥能登地域の4つの市と町から金沢市などに避難している高校1年生と2年生の学習機会を確保するため、2日から来月15日までの平日、午前9時から午後3時まで金沢市にある県の文教会館を学習の場所として使えるようにします。

金沢大学が運営をサポートし、生徒が在籍する学校と結んでオンライン授業に参加できるようにしたり、月、水、金曜日には教員による対面授業を行ったりするということです。