石川 七尾 能登半島地震で被災した飲食店の屋台村がオープン

石川県七尾市で2日、能登半島地震で被災した飲食店が軒を連ねる屋台村がオープンしました。

屋台村がオープンしたのはJR七尾駅前にある商業施設「パトリア」で、地震で全壊した居酒屋や断水で営業できずにいるすし店など、10店舗が出店しました。

このうち、店舗が全壊した穴水町の居酒屋は自慢のおでんを販売し、訪れた客が次々と買い求めていました。

また、液状化で建物に大きな被害が出て再開の見通しの立っていない七尾市の道の駅は、正月に販売する予定だった能登地方の7つの酒蔵のカップ酒などを販売していました。

夫婦で訪れ、おでんとカレーを食べた女性は「おいしかったです。食べることで少しでも店の力になれればと思います」と話していました。

出店した居酒屋の店主、神野裕さんは「出店できるのはありがたく、お客さんの笑顔をみると元気が出ます」と話していました。

この屋台村は2日から3日間、午前11時から午後3時までの営業予定ですが、酒を提供する一部の店舗などは午後10時まで営業する予定です。