新潟 おととし6人死亡の三幸製菓工場火災 幹部4人を書類送検へ

2022年2月、新潟県の菓子メーカー「三幸製菓」の工場が全焼し6人が死亡した火事で、警察は安全管理に問題があったとして会社のトップら幹部4人を2日にも業務上過失致死傷の疑いで書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。

2022年2月、村上市にある「三幸製菓」の荒川工場から火が出て全焼し、アルバイト従業員4人を含む6人が死亡し、1人がけがをしました。

この火事について総務省消防庁の調査はせんべいの乾燥機にたまった油分を含むかけらが乾燥機の熱を受けて高温になり火が出たと結論づけています。

警察が本社を捜索するなどして調べていましたが、捜査関係者によりますとせんべいの乾燥機の清掃を徹底させていなかったことや、火事が起きた夜の時間帯に働く従業員には避難訓練を実施しないケースがあるなど安全管理に問題があったことがわかったということです。

このため警察はきょうにも業務上過失致死傷の疑いで代表取締役ら幹部4人を書類送検する方針を固めました。