サッカー伊東純也 日本代表を離脱 協会“一部報道で慎重対応”

サッカー日本代表の伊東純也選手がカタールで開かれているアジアカップでチームから離脱することになりました。日本サッカー協会は、伊東選手に関する一部報道について慎重な対応が求められ、選手本人の心身のコンディションを考慮したとしています。

伊東選手の離脱は日本サッカー協会が1日、発表しました。

離脱の理由について協会は「伊東選手に関する一部報道で事実関係の内容について当事者の主張が異なっていると理解しており、慎重な対応が求められる。伊東選手本人の心身のコンディションを考慮した」としています。

伊東選手をめぐっては、1日発売の「週刊新潮」が去年6月、女性2人が大阪のホテルで伊東選手から性被害を受けたと報じました。

捜査関係者などによりますと、2人は先月、大阪府警に告訴していて、これに対し、伊東選手側も1日、事実無根だとして虚偽告訴の疑いで告訴状を提出しました。

いずれも受理されたということです。

伊東選手は30歳、フランス1部リーグのチームに所属し、スピードのあるドリブルを持ち味とする日本代表の中心選手の1人です。

日本が3大会ぶり5回目の優勝を目指す今回のアジアカップでは、1次リーグ3試合すべてに出場しましたが、1月31日に行われた決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦は出場しませんでした。

所属クラブ「伊東選手と連帯して事態の進展を注視」

サッカー日本代表の伊東純也選手が所属するサッカーのフランス1部リーグ、スタッドランスは1日、「クラブとしてはこれまで伊東選手の資質や振る舞いに疑問を抱いたことは一度もない。報道内容についての調査が行われる間、われわれは伊東選手と連帯して事態の進展を注視する」とする声明を発表しました。