のと里山海道 輪島方面の下り線通行止め 3月中旬までに解除へ

石川県は能登半島地震のあと通行止めが続いている「のと里山海道」について、輪島方面に向かう下り線の通行止めを3月中旬までに順次、解除する見通しを示しました。

金沢市と能登半島をむすぶ自動車専用道路の「のと里山海道」は、能登半島地震で道路が損傷するなど大きな被害を受けました。

1日の時点では
▽横田インターチェンジと穴水インターチェンジの間の上下線と
▽横田インターチェンジと徳田大津インターチェンジの間の上り線で通行止めが続いています。

また、柳田インターチェンジから横田インターチェンジまでの下り線は、緊急車両などを除き通行できなくなっています。

このうち、輪島方面に向かう下り線について、道路を管理する石川県が1日、解除の見通しを示しました。

それによりますと
▽横田インターチェンジから越の原インターチェンジまでは2月下旬
▽残りの区間についても3月中旬までに解除できる見通しだとしています。

金沢市などから輪島方面に向かう道路では「のと里山海道」の終点から接続している能越自動車道も、2日の午後には北に向かう輪島方面の車線の通行止めが解除される予定です。

それぞれの道路で輪島方面への通行止めが解除されれば、金沢市などから地震の被災地に車で移動しやすくなるため、被災地の復旧や復興に向けた取り組みの加速が期待されます。