能登半島地震1か月 地震活動は依然活発 気象庁が注意呼びかけ

石川県で震度7の激しい揺れを観測した能登半島地震から1日で1か月です。能登地方やその周辺では地震の回数は徐々に減少しているものの、依然、活動が活発な状態が続いています。気象庁は今後2週間から3週間ほどは最大震度5弱程度か、それ以上の地震に注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、先月1日に能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震が発生してから1日で1か月となり、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は緩やかに減少しています。

しかし、1日も未明と朝に能登地方で震度3の揺れを観測する地震が発生するなど、依然、地震活動が活発な状態が続いています。

震度1以上の揺れを観測した地震は1日午後4時までに1576回にのぼっています。

過去の日本海沿岸の大地震ではおよそ1か月後にもマグニチュード6から7クラスの地震が起きていて、気象庁は能登地方やその周辺では、今後2週間から3週間ほどは最大震度5弱程度か、それ以上の地震に注意するよう呼びかけています。

一方、被災地は厳しい冷え込みが続く見込みで、2日朝の最低気温は
▽金沢市と新潟県上越市でマイナス2度
▽石川県輪島市と新潟市、富山市でマイナス1度などと予想されています。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、毛布などで体を温めたり定期的に体を動かしたりするなど引き続き低体温症などへの対策を心がけてください。