石川 輪島の特別支援学校 オンラインで授業再開

能登半島地震の影響で休校が続いていた石川県輪島市にある特別支援学校では、2月1日、オンラインで授業が再開されました。

輪島市にある県立七尾特別支援学校輪島分校は、今回の地震で校舎の一部が被害を受けたため、1月9日から休校が続いていました。

2月1日は午前9時半からオンラインで授業を再開し、高等部の生徒3人はお互いの顔が画面上でうつると、名前を呼びながら手を振って、再会を喜んでいました。

そして、地震以降、家の中で過ごす時間が長くなっていることから、リフレッシュしようと、生徒たちは先生の動きに合わせて体操をしていました。

この学校には21人の児童や生徒が通っていましたが、地震で自宅が被害を受け、親戚の家や避難所に避難している子どももいるということです。

2月5日からは校舎での授業を再開する予定で、被害を受けた校舎の一部には立ち入らないようにするほか、学校に来ることができない子どもに向け、オンラインでの授業も続けるということです。

福島滉一教諭は「ほかの児童や生徒のことを心配している子もいたので、画面越しに顔を見せ合える機会を作ることができてよかったです。環境の変化が苦手な子どもたちもいるので、心のケアを最優先にして授業を進めていきたい」と話していました。