石川県内 私立高校の一般入試 七尾市では会場変更などで対応

石川県内の私立高校は2月1日が一般入試の試験日で、能登半島地震で被害を受けた七尾市の高校では、会場を変更したり、受験生の中学校に出向いて試験を行ったりする対応をとっています。

七尾市の鵬学園高校では、校舎が断水するなどしたため、試験会場を一部変更し、このうち、かほく市の文化施設に設けられた会場には、午前8時ごろから緊張した面持ちの受験生が次々に訪れました。

受験生の1人は「会場が変わる中で、緊張もしていますが、頑張りたいです」と話していました。

受験生たちは、試験監督から注意事項の説明を受けたあと、午前9時からの国語の試験に臨んでいました。

この高校では、ほかにも移動が困難な受験生に配慮し、受験生の中学校に職員が出向いて試験を行う対応も取っています。

さらに、会場を十分に確保できず、2月1日だけでは全員を受け入れられないことから、2月10日にも試験を行うということです。

石川県によりますと、県内9つの私立高校の出願者は合わせて8501人で、平均倍率は3.01倍となっています。