ライドシェア 5月から三浦市で実証実験 神奈川県

一般のドライバーが自分の車などを使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」について、三浦市での導入を目指す神奈川県は、地元に住む人からドライバーを募り、タクシー会社が運行管理を担う仕組みでことし5月から実証実験を行うとする具体案をまとめました。

神奈川県は夜間のタクシー不足が指摘される三浦市で県独自の「ライドシェア」を導入しようと、地元のタクシー会社などと検討会議を設置しています。

導入に向けて県は三浦市で実証実験を行うことにしていますが、このほど具体案をまとめました。

案では、三浦市が市内に住んでいるか働いている人を対象に20人程度をドライバーとして募り、タクシー会社が運行管理や車両の整備、ドライバーの教育などを担うとしています。

配車や料金の支払いに使う専用アプリや必要な保険はすでに運用されている民間のものを活用し、ことし5月からおよそ8か月間、夜間に実証実験を行うとしています。

県はこうした案について検討会議で議論したうえで正式に決定する方針です。

「ライドシェア」をめぐっては、各地で深刻化するタクシー不足を背景に、政府がことし4月から一部の地域や時間帯に限定して導入する方針を示すなど具体的な動きが活発化していて、神奈川県の取り組みでどのような成果が上がるのか注目されます。