能登半島地震から1か月 今後2~3週間は最大震度5弱程度に注意

能登半島地震から、2月1日で1か月です。石川県の能登地方やその周辺では地震の回数は徐々に減少しているものの、依然、活動が活発な状態が続いていて、気象庁は今後2週間から3週間ほどは最大震度5弱程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は緩やかに減少しているものの、2月1日も未明と朝に能登地方で震度3の揺れを観測するなど、依然、地震活動が活発な状態が続いています。

震度1以上の揺れを観測した地震は、2月1日午前8時までに1568回にのぼっています。

過去の日本海沿岸の大地震では、およそ1か月後にもマグニチュード6から7クラスの地震が起きていて、気象庁は、能登地方やその周辺では今後2週間から3週間ほどは最大震度5弱程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。

一方、被災地では冷え込んでいて、午前11時の気温は石川県輪島市で3.5度となっています。

このあとも寒気の影響で気温は下がる見込みです。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、毛布などで体をあたためたり定期的に体を動かしたりするなど引き続き低体温症などへの対策を心がけてください。

また、2月1日は寒気の影響で曇り、夕方まで雪か雨の降るところがある見込みです。

地震で地盤が緩んでいるため、少ない雨でも土砂災害が起きるおそれがあり、復旧活動の際には注意をしてください。