加藤国交政務官 辞職願を提出 収支報告書10万円の収入不記載で

自民党安倍派に所属する加藤竜祥国土交通政務官は、31日にコメントを発表し、自身の政治団体の収支報告書に10万円の収入を記載していなかったとして、国土交通政務官などの辞職願を提出したことを明らかにしました。

コメントで加藤国土交通政務官は、自身の政治団体の収支報告書に派閥から還付を受けた10万円の収入を記載していなかったことが1月に入って分かったとしたうえで、「当時の安倍会長からノルマを超えた分について派閥から還付を停止する旨の指示があったこともあり、還付があることを認識していなかった」としています。

そのうえで「ノルマを果たすために多くの団体・個人にパーティー券のご協力をお願いし、結果的にノルマよりも10万円多い売り上げがあった。本来は、政治資金収支報告書に『寄付』として記載しなければならない金銭で、本日、清和政策研究会の政治資金収支報告書が訂正されたのに合わせて私の政治団体の収支報告書を訂正した」としています。

そのうえで、加藤政務官は「私の認識不足・経験不足とはいえ、派閥の指示に従い、適正に処理できず、政治不信を招いてしまったことについて重ねてお詫び申し上げる」とし、国土交通政務官と、内閣府政務官、復興政務官を辞職することを決め、辞職願を提出したということです。