自民 安倍派 政治資金収支報告書を訂正「心よりおわび」

自民党安倍派は31日、派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、政治資金収支報告書を訂正し、「国民の皆様の政治不信を招き、ご迷惑とご心配をおかけしていることに心よりおわび申し上げる」というコメントを発表しました。

訂正を行ったのはおととしまでの3年間ですが、発表によりますと、おととしまでの5年間では検察の捜査と派閥側の調査で、パーティー収入から議員側の政治団体に支出した追加分の金額は総額で6億7654万円だったとしています。

また支出先の現職や元議員などの政治団体は、衆議院議員が58団体、参議院議員が37団体の合わせて95団体としています。

そして「国民の皆様の政治不信を招き、ご迷惑とご心配をおかけしていることに心よりおわび申し上げる。派閥側の収支報告書の訂正を受けて、議員側の政治団体においても速やかに訂正を行うと承知している」としています。

維新 藤田幹事長「腐敗した政治を根こそぎ浄化が必要」

日本維新の会の藤田幹事長は記者会見で「ひどい状況だ。個人のミスではなく、組織的、意図的に指示して、長期的に違法行為が続いてきたのは、本当に情けない話だ。派閥が肥大化し、党や政府、それに国全体を動かしているという、統治のあり方として、ありえない状況が続いてきた。腐敗した政治を根こそぎ浄化することが必要だ」と述べました。