石川 輪島のファミリーマート きょうから一部の店舗で営業再開

コンビニ大手の「ファミリーマート」は地震の影響により能登地方北部の店舗で臨時休業が続いていますが、このうち輪島市の一部の店舗では31日から営業が再開しました。

「ファミリーマート」はコンビニ大手で唯一、能登地方北部の
▽輪島市と
▽珠洲市
▽それに能登町で店舗を展開していますが、合わせて15ある店舗のほとんどにあたる14店舗で臨時休業が続いています。

このうち「輪島横地町店」は31日から営業を再開しました。

31日朝、トラックで次々と商品が運び込まれ、ほぼ1か月ぶりにおにぎりやパンなどが棚に並びました。

営業時間は当面、日中の数時間の予定で、断水が続いていることから、店舗での加工や調理が必要な揚げ物などの商品についてはまだ販売できないということです。

早速訪れた58歳の男性は焼きそばなどを購入し「少しずつ、日常を取り戻していると感じます」と話していました。

臨時休業が続いているほかの店舗の再開時期はまだ決まっていないということです。

ファミリーマート北陸・長野リージョン部の染野博紀部長は「安全を確保しながら、一日でも早く、再開できるよう全社一丸となって取り組みたい」と話していました。

コンビニの営業状況は

大手コンビニでは、31日現在も、能登半島地震の被害が大きかった地域で店舗の臨時休業が続いています。

▼ファミリーマートは今月11日時点で輪島市と珠洲市、それに能登町にある合わせて15のすべての店舗で臨時休業していましたが、このうち、
▽輪島市にある「輪島横地町店」が31日、営業を再開しました。

この店舗の営業は当面、1日に数時間の予定ですが、配送センターから食料品や加工食品などを届けることが可能になったということです。

また、輪島市ではこの店舗に加えて
▽「輪島中央店」も1日に1、2時間程度営業を行っているということです。

被害の大きかった輪島市や珠洲市、能登町に店舗を展開しているのは、大手コンビニではファミリーマートのみとなっています。

▼ローソンは
▽七尾市にある「能登総合病院店」で、建物の被害が大きく臨時休業が続いていますが、そのほかの石川県内の店舗は営業を再開しています。

▼セブン‐イレブンは石川県内のすべての店舗で通常営業し、物流も含めて復旧しているとしています。