七尾市内で最後まで休校となっていた小学校 校舎での授業再開

能登半島地震の影響で、石川県七尾市内の小中学校のうち最後まで休校となっていた小学校が、1月31日から校舎での授業を再開し、登校してきた子どもたちが笑顔で友達との再会を喜びました。

七尾市では能登半島地震のあと、市内に14ある小中学校すべてが一時、休校となっていました。

その後、建物の安全確認などを進め、順次、校舎での授業を再開していましたが、最後に残った東湊小学校でも仮設トイレの設置が終わり、1月31日から子どもたちが登校を再開しました。

31日朝は、午前7時半ごろから子どもたちが次々に登校し、校門で出迎えた教員に元気よくあいさつしていました。

教室では、久しぶりに顔をあわせたクラスメートと抱き合ったり、笑顔で話したりして再会を喜んでいました。

3年生の男子児童は「家ではたくさん不安なことがあったけど、学校でみんなの笑顔を見て不安が消えました。3学期が始まるのが遅れたので、これからみんなといっぱい遊びたいです」と話していました。

小学校によりますと、31日は、県外に避難などをしている一部の児童を除いて、ほとんどが登校したということです。

干場和代校長は「元気に登校してくる姿を見て安心しました。地震で動揺している子どももいるので、定期的にアンケートをとったり、子どもへの声かけをしたりして、心のケアもしていきたい」と話していました。