マイクロソフトとグーグル親会社 12月までの3か月決算増収増益

アメリカのIT大手、マイクロソフトと、グーグルの親会社アルファベットの12月までの3か月間の決算は、生成AIの活用を進めるクラウド事業が好調なことなどから両社とも増収増益となりました。両社が開発で競う生成AIが業績を押し上げています。

マイクロソフトと、グーグルの親会社のアルファベットは、30日に去年10月から先月までの3か月間の決算をそれぞれ発表しました。

両社とも生成AIの活用を進めるクラウド事業が好調なことなどから、マイクロソフトは、売り上げが前の年の同じ時期と比べておよそ18%増加し、最終的な利益も33%の増加。

アルファベットは、売り上げが前の年の同じ時期と比べて13%増加し、最終的な利益も51%増加と、両社とも増収増益でした。

両社は世界で利用が急速に広がる生成AIの開発で激しく競っていて、このうちマイクロソフトは、ChatGPTを開発するベンチャー企業、オープンAIと開発を進め、「Copilot」としてパソコンの基本ソフトなどへの導入を進めています。

また、グーグルも生成AI「Bard」のほか、文章のほか画像や音声なども同時に理解して生成AIを動かす新たな技術「Gemini」を発表していて、両社ともに生成AIが業績を押し上げています。