沖縄 石垣島「超早場米」田植え始まる 収穫は5月半ばごろから

沖縄県内有数の米どころとして知られる石垣島では、温暖な気候を生かして30日から田植えが始まりました。

石垣島では、温暖な気候を生かして1年に米を2回収穫する2期作が盛んに行われています。

石垣島の西に位置する崎枝地区では30日、島で最も早く田植えが始まり、農家の大浜永太郎さん(68)は15センチほどに育った「ひとめぼれ」の苗を田植え機で次々と植えていきました。

年末年始の日照不足と先週までの冷え込みが影響して苗の生育が遅れ、ことしの田植えの時期は例年より1週間ほど遅いということです。

順調に育てば5月半ばごろから収穫を開始し、「超早場米」としてほかの産地の新米よりも3か月ほど早く、県外や沖縄本島などに出荷されるということです。

大浜さんは「いい天気に恵まれて田植えができたことを喜んでいます。農業は自然が相手ですが、照りつける太陽の恵みを受けておいしいお米ができると思いますので、いちばん早いお米を皆さんに召し上がってほしいです」と話していました。