楽天 ハラスメント問題受け講習会 野球現場での該当事案を確認

プロ野球、楽天は、チーム内で選手によるハラスメント行為があった問題を受けて30日、講習会を開いて野球の現場でハラスメントに該当する事案の確認を行いました。

楽天では去年、安樂智大投手がロッカールームでチームメートの下着を脱がすなど複数の選手にハラスメント行為を行っていたことが明らかになりました。

球団は、再発防止策の1つとしてハラスメントに関する講習会を、関係者がそろうキャンプ前に1軍と2軍の沖縄のホテルをオンラインでつないで行い、監督や選手などおよそ170人が参加しました。

講習会は1時間余り行われ、講師は球団の顧問弁護士が務め、野球の現場でふだん何気ない行動の中に人格否定などのハラスメントがないかや、具体的な裁判の事例をあげてハラスメントに該当するかどうか選手に意見を求めながらハラスメントに当たる事案の確認をしたということです。

講習を受けた選手会長の田中和基選手は「自分たちが考えていたハラスメントの範囲と社会一般的な範囲が異なっているので、しっかり対応しなければいけないと感じた。これからの行動が見られると思う。全員で行動を見直して、本当に応援されるチームにしていきたい」と話していました。