石川 輪島市の全小中学校が再開へ 休校の児童ら高校で受け入れ

石川県輪島市は能登半島地震の影響で休校が続いている一部の小中学校について、来月6日から安全が確認された高校の校舎を使って児童・生徒の受け入れを再開すると発表し、これにより市内すべての小中学校が再開することになりました。

輪島市内には9つの小学校と3つの中学校があり、地震の発生によって休校していましたが、これまでに一部の小中学校で児童や生徒の受け入れを再開しています。

輪島市は30日、休校が続いている6つの小学校と1つの中学校についても、来月6日から受け入れを再開すると発表しました。

これにより、市内のすべての小中学校で受け入れが再開することになります。

ただ、新たに再開する学校では校舎が被害を受けているため、当面は市の中心部にある県立輪島高校に集約して受け入れるということです。

一方、県によりますと、輪島市にある県立七尾特別支援学校輪島分校は再開のめどが立っていないということです。

このほか輪島市は、31日から車の通行や水道工事などの妨げになっている倒壊した建物を所有者との調整がつき次第、撤去していく方針を明らかにしました。