ゆうパックと速達郵便 4月から一部 配達日数 最大半日程度長く

ことし4月から、トラックドライバーなどの時間外労働の規制が強化されることを受けて、日本郵便はゆうパックと速達郵便の配達にかかる日数が、一部の地域で最大、半日程度長くなると発表しました。

日本郵便は、ことし4月1日からゆうパックと速達郵便の配達にかかる日数を見直すと発表しました。

一部の地域では最大、半日程度長くなるということで、たとえば、午前中に東京都内の郵便局から山口県内に宛ててゆうパックを出した場合、これまでは翌日の午後に届いていましたが、4月以降は、翌々日の午前中の到着になるということです。

これまで1人のドライバーが運んでいたルートを、時間外労働の規制強化を受けて、今後は途中で別のドライバーが運転する車に引き継ぐなどして対応することから、積み替えに必要な時間などがかかるためとしています。

日本郵便によりますと、今回の見直しで、配達日数が長くなるのは
▽ゆうパック全体の3.4%程度
▽速達郵便では0.2%程度に相当するということです。

また、ゆうパックの配達希望時間も、夜間はこれまで「午後7時から9時」と「午後8時から9時」の2つの時間帯が選べたものを、ことし10月1日からは「午後8時から9時」の時間帯は廃止します。

日本郵便は「一部の地域の方には、ご迷惑をおかけしますが、法令に対応するためやむをえず判断した。ご理解いただきたい」とコメントしています。