3月の電気料金 大手電力5社で値上がり 燃料価格上昇が主な要因

大手電力会社が発表したことし3月請求分の電気料金は、火力発電の燃料となるLNG=液化天然ガスや原油の価格が上昇していることから、10社中5社で値上がりします。

発表によりますと、ことし3月に請求される家庭向けで契約者の多い「規制料金」は、使用量が平均的な家庭で前の月と比べて、
▽北海道電力が7円上がって8318円
▽東北電力が47円上がって7545円
▽東京電力が72円上がって7560円
▽中部電力が133円上がって7291円
▽沖縄電力が21円上がって8009円と、5社で値上がりします。

これは火力発電の燃料となるLNGや原油の価格が上昇したことが主な要因です。

ただ、石炭の価格は下落していることから、石炭火力への依存度が高い3社の電気料金は値下がりするということで、
▽北陸電力は12円下がって6581円
▽中国電力は5円下がって7197円
▽四国電力は5円下がって7272円となります。

関西電力と九州電力は、いずれも前の月から変わりません。

3月の都市ガス料金 大手4社すべて値上がり

一方、ことし3月請求分の都市ガスの料金は、原料となるLNGなどの価格上昇にともなって大手4社すべてで値上がりします。

使用量が平均的な家庭では、
▽東京ガスが125円上がって5548円
▽大阪ガスが129円上がって6101円
▽東邦ガスが133円上がって6711円
▽西部ガスが99円上がって6343円となります。