埼玉 狭山の中学校 校庭にいた生徒が刺激臭など訴え 23人搬送

30日朝、埼玉県狭山市の中学校で校庭にいた生徒が刺激臭やのどの痛みなどを訴え、あわせて23人が病院に搬送されました。周辺で不審な物は見つかっていないということで、警察と消防が原因などを調べています。

午前8時20分ごろ、狭山市の堀兼中学校から、「校庭で刺激臭がして複数の生徒が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。

学校によりますと、校庭にいた数十人の生徒がのどや目の痛みを訴え、あわせて23人が病院に搬送されました。症状は軽いということです。

当時、テニス部などの生徒が校庭で練習をしていて、「塩素のような臭いがした」と説明している生徒もいるということです。

警察や学校によりますと、周辺で不審な物は見つかっておらず、中学校や隣接する小学校で保管している薬品がなくなったといった情報はないということで、警察と消防が原因などを調べています。

現場は、西武新宿線の狭山市駅から東に3キロほどの、畑に戸建て住宅が点在する地域です。