北朝鮮 黄海に向け巡航ミサイル数発を発射 1週間で3回目

韓国軍は、北朝鮮が30日朝、朝鮮半島西側の黄海に向けて巡航ミサイル数発を発射したと発表しました。北朝鮮による巡航ミサイルの発射はこの1週間で3回目となり、韓国軍がアメリカ軍と詳しい分析を進めています。

韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮が30日午前7時ごろ、朝鮮半島西側の黄海に向けて巡航ミサイル数発を発射したということです。

韓国軍の関係者によりますと、巡航ミサイルは内陸から発射され正常距離を飛行したとみられるということで、現在、韓国軍が警戒・監視を強化しながらアメリカ軍と詳しい分析を進めているとしています。

北朝鮮は、今月24日、巡航ミサイルを発射し、その翌日に新型戦略巡航ミサイルの発射実験を実施したと発表していました。

さらに28日には、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもと、日本海上で潜水艦発射巡航ミサイルの発射実験を行ったとしていて、この1週間で巡航ミサイルの発射は3回目となります。

北朝鮮の巡航ミサイルについて、専門家などは、朝鮮半島有事の際に韓国軍や在韓アメリカ軍、それに在日アメリカ軍の基地などを攻撃するための兵器だと指摘していて、米韓などが北朝鮮に対して圧力を強める中で、反発の度合いを高めている形です。